こんにちは。asovica(アソビカ)、運営者の「りょう」です。
エンジンをかけようとしたら、セルが回らない。ロードサービスを呼びたいけれど、いくらかかるのか分からず手が止まっていませんか。JAF・自動車保険・ネットの出張業者と選択肢が多く、どれが無料なのか迷いますよね。
結論から言うと、最初に確かめたいのは自分の自動車保険に付いているロードサービスです。多くの保険に付いていて、バッテリー上がりなら規定の範囲で無料になることが多いからです。
この記事では、JAF の公式料金表や保険各社の公式 FAQ をもとに、呼ぶ先ごとの料金と条件を1枚の表に整理しました。私は整備士ではない一般のドライバーです。同じ目線で「安く確実に助けてもらう順番」をまとめています。
- JAF非会員・JAF会員・自動車保険・出張業者それぞれのバッテリー上がりの料金
- 保険のロードサービスが無料になる回数と、使っても等級が下がらない理由
- ネットで呼んだ業者に数万円を請求されないための電話での確認ポイント
- 呼ぶ前の連絡順と、次の更新で保険証券を見直すときの3項目
結論|まず保険を確認、無料で済むことが多い
バッテリー上がりでロードサービスを呼ぶ料金は、呼ぶ先と時間帯によって0円から4万円台まで大きく変わります(JAFなどの公式料金表の範囲。悪質な業者ではそれ以上を請求された例もあります)。費用を抑える近道は、自分の自動車保険のロードサービスを先に確かめること。多くの保険では、決められた回数と作業時間の範囲なら無料で来てもらえます。

| 呼ぶ先 | バッテリー上がり1回の費用 | 無料の条件・回数 | 対象 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| JAF(非会員) | 一般道・昼 21,700円/一般道・夜 25,630円/高速本線・昼 37,410円(別途、通行料実費) | なし(全額実費) | 誰でも | 現場で入会しても、その回は非会員料金 |
| JAF(会員) | 0円(作業30分以内) | 年間の回数制限なし | 会員本人(他人の車・レンタカーでも可) | 個人会員は入会金2,000円+年会費4,000円。部品代は実費 |
| 自動車保険のロードサービス | 0円(規定の範囲内) | 「保険期間中1回」が多数派。3回・2回・回数制限なしの会社もある | 契約車両(車に付く) | 保険会社の窓口経由で手配することが条件。部品代は自己負担 |
| クレジットカード付帯(例: ENEOSカード S) | 0円(路上修理30分まで) | 年2回まで。3回目以降は出動費用が実費 | カード会員。3t未満の自家用4輪車 | 実物のカードと運転免許証の提示が必要 |
| ネットで探す出張業者 | 料金表を公開している例で8,800円〜17,600円+割増・実費 | なし | 誰でも | 表示の「基本料金」と実際の請求がかけ離れるトラブルが多い |
表を見ると、同じバッテリー上がりでも「どこに電話するか」だけで支払いが大きく変わります。無料で頼める手段を持っているのに、慌ててネットの業者を呼んでしまう。これがいちばんもったいないパターンです。
特に保険のロードサービスは、事故のときだけのものと思われがちですよね。実際はバッテリー上がりのような故障でも使えます。証券やアプリで中身を確かめておくだけで、次の出費が変わるはずです。
料金は2026年9月時点の公式情報をもとにした目安です。改定もあるため、正確な情報は各社の公式サイトや保険証券でご確認ください。
JAFの料金|非会員は昼2万円超・会員は無料
JAF の非会員がバッテリー上がりで呼ぶと、一般道の昼間で21,700円かかります。一方で会員なら、作業が30分以内に収まる限り0円。ジャンピング(ほかの電源をつないでエンジンをかける作業)は、通常この範囲に収まります。

非会員料金の内訳は、出動の基本料15,700円と作業料6,000円です。部品を替えない単純な始動作業でも、非会員はこの両方を作業後にまとめて支払います。「ちょっとつなぐだけ」でも2万円を超える、と覚えておくと判断しやすいですよ。(出典:JAF『ロードサービス料金表』)
| 項目 | 非会員 | 会員 |
|---|---|---|
| 一般道・昼(8〜20時)のバッテリー上がり | 21,700円 | 0円(作業30分以内) |
| 年間の利用回数 | —(毎回実費) | 制限なし |
| バッテリー本体などの部品代 | 実費 | 実費 |
| 利用できる車 | — | マイカー・社用車・レンタカー・友人の車・同乗中の車・バイク |
会員の強みは、車ではなく「人」にサービスが付くことです。マイカーのほか、社用車やレンタカー、友人の車、同乗中の車でも会員証を見せれば対応してもらえます。アプリのデジタル会員証でも大丈夫です。
ただし、緑ナンバーや黒ナンバーの業務用車両に客として乗っている場合は対象外。また非会員は、作業後に現金かクレジットカードで払う約束をしないと受け付けてもらえません。混み合う時期は会員が優先され、断られることもあります。
ジャンプスタートは夜間2万5630円、朝7時台も夜間
夜間(20〜8時)に JAF を非会員で呼ぶと、バッテリー上がりの料金は25,630円になります。作業料は昼と変わらず、出動の基本料だけが上がる仕組みです。
見落としやすいのは、夜間料金が朝8時まで続く点です。冬の朝7時台に「エンジンがかからない」と気づいて電話すると、夜間の料金帯に入ります。通勤前の慌ただしい時間ほど、非会員だと割高になりやすいんですね。
冬の朝にバッテリーが上がりやすいのは、寒さでバッテリーが弱るためです。GSユアサによると、0〜10℃では取り出せる容量が8〜9割に落ちます。さらにエンジンの始動に必要な電流は、冬は夏の約1.5倍。電気が減るのに必要な量は増える、という二重の負担がかかります。
実際、JAF の2025年度の出動理由では、バッテリー上がりが約4割(43.17%)で1位でした。冬の朝に困る人が多いのは、決して珍しい話ではありません。(出典:JAF『ロードサービス出動理由TOP10』)
| 場所・時間帯 | 基本料 | 作業料 | 非会員の合計 |
|---|---|---|---|
| 一般道・昼(8〜20時) | 15,700円 | 6,000円 | 21,700円 |
| 一般道・夜(20〜8時) | 19,630円 | 6,000円 | 25,630円 |
| 高速道路の本線上など・昼 | 31,410円 | 6,000円 | 37,410円 |
| 高速道路の本線上など・夜 | 37,270円 | 6,000円 | 43,270円 |
| 高速道路のSA・PA内(昼/夜) | 19,630円/23,540円 | 別途 | — |
高速道路の本線上だと、非会員料金は一気に跳ね上がります。そもそも本線上で自分でケーブルをつなぐのは危険なので、迷わずロードサービスに任せる場面です。表の金額は、2024年4月1日に改定された JAF 公式料金をもとにした目安です。高速道路では、非会員はこのほかにサービスカーなどの高速道路通行料が実費でかかります。
高速道路の本線上では自分で作業せず、ロードサービスに任せるのが安全です。
自動車保険のロードサービスでバッテリー上がりは無料?
多くの自動車保険にはロードサービスが付いていて、バッテリー上がりのジャンピングは規定の範囲なら無料です。ただし「回数」「作業時間」「保険会社の窓口経由で手配すること」という条件付き。条件から外れると、自腹になることがあります。
意外なのは、この仕組みが若い世代ほど知られていないことです。日本損害保険協会の2023年の調査で、故障でも使えると知っていた20代は39.40%。30代でも49.20%と、半数に届いていません。事故専用と思い込み、使わずに損をしている人は少なくなさそうです。(出典:日本損害保険協会『ロードサービスに関する消費者アンケート調査』(2023年12月))
保険のロードサービスって、事故のときにレッカーを呼ぶものだと思ってたよ。バッテリー上がりでも来てくれるんだね!
そう思っている人は多いみたいですよ。ただ、無料になるには条件があるので、一緒に確かめてみましょう。
無料は年1回が多数派、保険会社経由の手配が条件
保険のロードサービスでバッテリー上がりが無料になる回数は、「保険期間中1回」が多数派です。SBI損保が2025年7月に各社サイトをもとに作った比較表でも、7プラン中4プランが年1回でした。ただ、もっと多く使える会社や回数を決めていない会社もあり、差は小さくありません。
| 保険会社 | バッテリー上がり(ジャンピング)の扱い |
|---|---|
| ソニー損保 | 保険期間中3回まで無料 |
| アクサ損保 | 保険期間中2回まで(2026年4月1日以降の適用) |
| SBI損保 | 保険年度中1回。現場作業は30分程度まで |
| チューリッヒ | ジャンピングは保険期間中1回まで無料 |
| あいおいニッセイ同和損保 | 無料。保険期間が1年を超える契約は始期日から1年ごとに1回 |
| 三井住友海上 | 回数制限なし(2022年12月以前に始期の契約は保険期間中1回) |
| SOMPOダイレクト | 現場の応急処置は回数制限なし |
| 損保ジャパン | 公式FAQは「何回でも利用可」 |
| 東京海上ダイレクト | 回数制限なし。30分までの応急作業 |
| 東京海上日動 | 車両の搬送費用と合算で15万円まで |
同じ会社でも、契約の始期日や商品によって条件が変わります。表は2026年9月時点の各社公式情報をもとにした目安です。最終的には、自分の保険証券や約款で確かめてください。
回数と同じくらい大切なのが、手配のしかたです。無料になるのは、保険会社のロードサービスデスクに電話して手配してもらった場合が基本。自分でネットの業者を呼んでから保険会社に請求しても、全額は出ないことがあります。
部品代は自己負担が基本
無料になるのは現場での作業までで、バッテリー本体などの部品代は多くの保険で自己負担です。作業時間にも30分程度までといった上限があり、超えた分は有料になることがあります。
レッカー料金は?JAF会員20km・保険は提携工場まで
ジャンピングしてもエンジンがかからないときは、修理工場までけん引(レッカー)になります。JAF 会員なら20kmまで無料、保険のロードサービスは提携工場までなら距離無制限とする会社が多いです。
| 呼ぶ先 | けん引の料金 | 補足 |
|---|---|---|
| JAF(非会員) | 27,700円〜(昼間・一般道)+1kmごとに830円 | 距離が延びるほど加算 |
| JAF(会員) | 20kmまで無料。超えた分は1kmごとに830円 | 部品・燃料代は実費 |
| 自動車保険 | 提携工場までなら距離無制限の会社が多い | 無料距離の上限は会社で差がある(比較表では50〜150km) |
| 出張業者(料金表公開の一例) | 基本料金25,000円(税抜)+夜間割増+5km超は1kmごとに880円+作業代 | 業者ごとに料金体系が違う |
けん引は距離で料金が積み上がるため、ジャンピングより差がつきやすい部分です。自分の保険の無料距離や、提携工場まで運んでもらえるかを知っておくと安心ですよね。JAF 会員のけん引も、部品や燃料の代金は別にかかります。
ロードサービス特約を使うと等級は下がる?
保険のロードサービスを使っただけなら、翌年の等級も保険料も変わりません。保険金の支払いを伴う事故として数えない扱いだからです。ソニー損保・チューリッヒ・東京海上ダイレクト・三井住友海上・アクサ損保は、公式にそう明記しています。
等級の仕組みでも、ロードサービス特約は「ノーカウント事故」の例に入っています。ノーカウントは、使っても事故の件数に数えない区分のこと。ほかに等級を下げる事故がなければ、翌年は通常どおり1等級上がります。
注意したいのは、事故で車両保険などの保険金を請求した場合です。こちらは等級が下がる対象ですが、バッテリー上がりのジャンピングやけん引は当てはまりません。
損保ジャパンの FAQ は、利用が過度・意図的と判断された場合に次回の更新を断られる可能性に触れています。
JAFと保険のロードサービスの違いは人か車か
JAF と保険のロードサービスのいちばん大きな違いは、JAFは「人」、保険は「車」に付くことです。JAF 会員はどの車に乗っていても助けてもらえますが、保険は契約した車にしか使えません。回数の考え方も違うので、表で整理します。

| 比べる点 | JAF(会員) | 自動車保険のロードサービス |
|---|---|---|
| 対象 | 会員本人(他人の車・レンタカー・バイクも可) | 契約車両だけ |
| バッテリー上がりの回数 | 年間の制限なし | 年1回程度の上限がある商品が多い |
| 費用 | 年会費4,000円(個人会員) | 保険に付帯(自動付帯または特約) |
| 手配の窓口 | JAF | 保険会社のロードサービスデスク |
| 部品代 | 実費 | 自己負担が基本 |
両方に入っているなら、併用すると保険単独より無料の範囲が広がることがあります。JAF は14社の損害保険会社と提携しています。提携先の保険のコールセンターで「JAF会員です」と伝えると、原則 JAF に取り次がれる仕組みです。
たとえば損保ジャパンでは、保険単独だと自己負担の部品代を、JAF 会員なら1回4,000円まで負担。ただし、事前に専用デスクへ電話した場合に限られます。専用デスクが承認した修理工場へのけん引も、JAF 会員なら距離無制限です(2026年1月1日以降のトラブルが対象)。
東京海上日動の場合、バッテリー上がりの対応内容は JAF 会員でも保険単独でも同じです。一方、チェーン装着や雪道のスタック脱出は JAF 会員だけが対象。どこで差が出るかは、保険会社ごとに確かめる必要があります。
もうひとつ見落としがちなのが、サービスの重複です。保険・JAF・クレジットカード・ディーラーの保証に、それぞれロードサービスが付いている場合も。新しく入る前に、手持ちの補償を棚卸しするのが先かなと思います。
JAFに入るべきか保険で十分か、併用を年会費で試算
自分の車だけに乗り、バッテリー上がりが年1回以内で収まるなら、保険のロードサービスだけで0円で済むことが多いです(窓口経由の手配など、契約の条件を満たした場合)。JAF の年会費が生きてくるのは、保険の回数上限を超えたときや、契約車両以外でトラブルに遭ったときです。
| 費用 | 金額 | 非会員で1回呼ぶ料金は何倍か |
|---|---|---|
| JAF非会員で1回呼ぶ(一般道・昼) | 21,700円 | — |
| 個人会員の初年度(入会金+年会費) | 6,000円 | 約3.6倍 |
| 個人会員の2年目以降(年会費) | 4,000円 | 約5.4倍 |
| 家族会員(入会金なし) | 年会費1名2,000円 | — |
つまり年会費は非会員1回分の5分の1以下です。非会員料金で一度でも呼べば、その差額で数年分の年会費をまかなえる計算になります。ただし保険で最初の一回が無料になるなら、そこに JAF の出番はありません。
JAF の上乗せが効いてくるのは、次のような場合です。
- 同じ保険期間に、2回目のバッテリー上がりが起きた
- レンタカー・社用車・家族や友人の車・バイクでトラブルに遭う
- チェーン装着や雪道のスタックなど、保険の対象外になりやすいトラブルも心配
- 保険の窓口が混んでつながらないときの代わりがほしい
家族で何台も車を使う家庭なら、個人会員に家族会員を組み合わせる方法もあります。家族会員は入会金なしで年会費1名2,000円なので、「人」単位の備えを安く広げられます。新規入会で年会費の自動振替を登録すると、初回の継続時だけ年会費が500円引きになる点も覚えておくと得です。
私の考えとしては、まず保険の中身を確かめる。そのうえで「無料が年1回」「家族が別の車にも乗る」といった弱点が見えたら、JAF を足す順番がおすすめです。どちらが正解という話ではなく、自分の乗り方に合わせて選ぶのがいちばんかなと思います。
出張バッテリー業者の料金相場とぼったくり対策
料金表を公開している出張業者なら、昼間のジャンピングは1万円前後〜1万円台前半の例があります。JAF の非会員料金より安く済む場合も。ただし夜間の加算や実費が積み上がりやすく、「基本料金数千円」の広告から高額を請求されるトラブルも多発中。保険や JAF で無料にならないときの最後の手段、と考えるのが安心です。

| 時間帯 | A社(込み込み型) | B社(基本料+実費+作業代型) |
|---|---|---|
| 昼(9:00〜18:59) | 8,800円 | 13,200円+実費+作業代 |
| 夜(19:00〜23:59) | 8,800円+2,200円 | 15,400円+実費+作業代 |
| 深夜〜朝(0:00〜8:59) | 8,800円+4,400円 | 17,600円+実費+作業代 |
| その他の加算 | 狭い駐車場・大型車などで各2,200円〜 | 高速道路などの通行料は実費 |
同じ出張業者でも、込み込み型か、基本料に作業代や実費を足す型かで総額の見え方が変わります。夜間の区切りも19時や0時などで、JAF の20時〜8時とはずれる点に注意が必要です。表は、2026年9月時点で料金表を公開している業者2社の例(税込)です。
料金表どおりなら、JAF の非会員より安いこともあるんだね。業者でもいい気がしてきたよ。
料金表を出しているところなら、そうかもしれませんね。ただ表示と請求がかけ離れたトラブルも多いみたいなので、実例を一緒に見ておきましょう。
基本料金数千円のはずが数万円に|公表された実例
国民生活センターが公表した事例には、「基本料金2,480円」の表示から5万円超を請求された例があります。ネットで依頼したロードサービスの相談は、2022年度に773件と前年度の約3.3倍に増えました。業者選びは、表示価格だけでは判断できないのが現実です。(出典:国民生活センター『ネット検索で見つけたロードサービスのトラブル』)
| 広告・サイトの表示 | 実際の請求 | 状況 |
|---|---|---|
| 基本料金3,480円 | 約7万円を提示され、値引き後に6万5,000円を支払い | 自宅でバッテリー上がり。テスター作業・高電圧充電・お盆の特別料金が加算 |
| 基本料金2,480円 | 5万円超(作業は約10分) | コインパーキングでバッテリー上がり。契約書なし |
| 基本料金2,980円〜 | 見積66,000円、キャンセル料35,000円と説明 | 2025年11月受付。保険は対象外で、業者とも連絡がつかなくなった |
| (原因の診断ミス) | 6万円 | バッテリーと言われたが、実際はガス欠だった |
JAF 非会員の昼間料金21,700円と比べても、2.3〜3倍ほどの請求です。国民生活センターの集計では、ネットで依頼したロードサービスの平均契約購入金額は約8万8,000円でした。「数千円で来てくれるなら」という気持ちが、結果的にいちばん高くつく選択になりかねません。
日本損害保険協会も2023年12月に、同じ型のトラブルを公表しています。「基本料金数千円〜」の広告から約30万円、キャンセルの申し出に約10万円を請求された例です。「保険会社と提携している」「全額保険から出る」と偽る説明や、ATM への同行を迫る例もありました。
契約した人は20歳代が最多で、全体の約36%を占めています。若い世代ほど保険のロードサービスを知らない、という調査結果とも重なって見えますよね。
呼ぶ前に電話で確認したい総額とキャンセル料
業者に頼むなら、電話の時点で「総額」と「キャンセル料」を必ず聞くのがいちばんの防御です。はっきり答えない業者や、「〜円から」の表示だけで内訳を出さない業者は要注意。公表されたトラブルと同じ型に当てはまりやすいからです。
- 先に保険会社・JAF・カード付帯で無料にならないか確かめる
- 出張費・作業費・夜間や休日の加算・緊急対応費・実費を含めた総額を聞く
- キャンセル料の有無と金額を、作業前に確かめる
- 「保険が使える」「保険会社と提携している」という説明をうのみにしない
- 高電圧充電やバッテリー交換を勧められたら、その場で決めずに金額を書面で確かめる
キャンセル料は、特に聞き漏れやすい項目です。料金表を公開している業者でも、出動後に客の都合で断ると、その時間帯の基本料金がキャンセル料になる例があります。「現場で見積もり後にキャンセル可」と書かれていても、請求された事例がある点は覚えておきたいところです。
納得できない請求を受けたら
その場では支払わず、納得した金額なら払う意思を示して説明を求めてください。身の危険を感じたら警察へ連絡を。見積もりのために呼んだ業者とその場で契約したなら、クーリング・オフなどが使える可能性もあります。ただし整備内容によっては対象外です。困ったときは、消費者ホットライン188に相談できます。
呼ぶ前の連絡順は保険デスク→JAF→業者
バッテリーが上がったら、保険のロードサービスデスク→JAF→出張業者の順に連絡するのが、安く確実な流れです。JAF に入っていなければ、業者を呼ぶ前にクレジットカードなどの付帯サービスも確かめます。国民生活センターと日本損害保険協会も、ネット検索より先に、契約中の保険会社・代理店へ連絡するよう呼びかけています。

| 順番 | 連絡先 | こんなとき |
|---|---|---|
| 1 | 保険のロードサービスデスク | まず最初に。番号は保険証券や保険会社のアプリで確かめる |
| 2 | JAF(会員なら) | 保険の無料回数を使い切った、または契約車両ではない |
| 3 | クレジットカードなどの付帯サービス | JAF に入っていない。カードに付いていれば無料の範囲で使える |
| 4 | 料金表を公開している出張業者 | どれも使えないときだけ。電話で総額とキャンセル料を確かめてから |
保険の窓口が混んでつながらないときも、焦ってネットの業者に切り替えないのがポイントです。国民生活センターは、少し時間を置いてかけ直すよう助言しています。提携している保険なら、JAF 会員であることを伝えて取り次いでもらう手もありますよ。
いざというときに番号を探さずに済むよう、家族が運転する車の保険会社とロードサービスの番号は家族で共有しておくと安心です。日本損害保険協会も、この共有をすすめています。スマホの連絡先に登録しておくだけでも、当日の慌て方がずいぶん変わるかなと思います。
ジャンプスターターやケーブルで自力始動できる条件
自力でエンジンをかけられるのは、ジャンプスターターを持っているか、ブースターケーブルと救援車がそろっている場合です。そのうえで安全な場所にいて、自分の車の接続位置が分かっていることが条件。どれかが欠けるなら、無理をせずロードサービスを呼んだほうが確実です。
| 手段 | 必要なもの | 価格の目安(2026年8月時点) | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ブースターケーブル | 救援車(12V・同じくらいのサイズのバッテリー) | 100Aクラスで1,900〜5,600円 | 救援してくれる車と人が必要 |
| ジャンプスターター | 本体だけ(1人で作業できる) | 乗用車向けは6,000円台〜1万円台前半が中心 | 低温に弱く、定期的な充電が必要 |
ケーブルは安い代わりに、救援してくれる車が要ります。救援車のバッテリーが小さいと、つないでもかからないことがあるので要注意です。24V のトラックからは救援できない点も覚えておきたいところ。
車種による制限もあります。ハイブリッド車は、ほかの車を救援する側にはなれません。救援される側にはなれますが、専用の「救援端子」を使う車が多く、位置は取扱説明書で確かめる必要があります。AT 車は押しがけもできません。
近年の車には、アースをつなぐ場所が指定されていたり、ジャンプスターターの接続を禁止していたりする車種もあります。自分の車がどちらに当たるか、一度取扱説明書で確かめておくと安心です。
ロードサービスに任せたい場面
ケーブルもジャンプスターターも救援車もないとき。高速道路の上で止まったとき。接続位置が分からない、またはジャンプスターターの接続が禁止されている車種のとき。ジャンピングしてもかからない、何度も上がるときは、バッテリーの寿命や充電系の故障も疑われます。
ジャンプスターターを選ぶなら、使える温度の範囲を必ず見てください。たとえばエーモンの4827は、使用可能温度が−10〜60℃で、12Vの鉛バッテリー車専用です。寒冷地の冬の朝は範囲の外になりうるので、車内に置きっぱなしより室内保管が向いています。
内蔵のリチウム電池は自然に放電するため、最低でも3か月に1回、できれば月1回の充電がすすめられています。「いざ使おうとしたら本体が空だった」は、よくある失敗です。
エーモン ジャンプスターター 4827
ガソリン車5000cc・ディーゼル車3000ccまで対応する、12V鉛バッテリー車用のジャンプスターターです。使用可能温度が−10〜60℃なので、冬は室内保管を前提に選ぶと安心です。
価格目安:11,800円(2026年8月時点の比較サイト掲載価格)
ジャンピングでかかった後も、バッテリーが弱っているサインかもしれません。販売店や整備工場で点検を受けてください。危ないと感じたら無理に自分で判断し切ろうとせず、ロードサービスや整備工場に相談するのが安心です。
特約が弱いなら次の更新で見直す|証券で見る3項目
次のバッテリー上がりに備えて、保険証券の「回数」「無料の範囲」「手配の窓口と対象車両」を確かめておきましょう。無料が年1回しかない、そもそもロードサービスが付いていない。そんな弱点が見つかったら、次の更新で保険を見直す価値があります。

| 証券で見る項目 | 確かめる中身 | 見る理由 |
|---|---|---|
| ① バッテリー上がりの回数 | ロードサービスが付いているか。ジャンピングは年何回まで無料か | 「年1回」が多数派。共済や一部の契約では付いていない、または別の特約のこともある |
| ② 無料になる範囲 | 現場作業の無料時間(30分程度など)、部品代の扱い、けん引の無料距離 | 超えた分や部品代は自己負担になる |
| ③ 手配の窓口と対象車両 | ロードサービスデスクの番号、契約車両のみか、自宅駐車場でも使えるか | 窓口を通さないと無料にならない。借りた車やレンタカーは対象外 |
証券をじっくり読む機会なんて、更新のときくらいですよね。あわせて JAF 会員優遇があるかも見ておくと安心です。提携している保険なら、JAF 会員だと伝えるだけで無料の範囲が広がる場合があります。
見直すときは、保険料の安さだけでなく、ロードサービスの回数や中身も比べる軸に入れてください。複数社を比べるなら、車検証・保険証券・免許証の情報を一度入力して見積もりをそろえる一括見積もりが手軽です。等級は、満期日にそろえて乗り換えれば引き継がれます。
満期案内は満期日のおよそ2ヶ月前に届くことが多いので、2〜3ヶ月前から比べ始めると余裕を持てます。
自動車保険の一括見積もり(無料)
車検証と保険証券があれば、必要事項を入力するだけで複数社にまとめて見積もりを依頼できます(結果の受け取り方や届くまでの時間は依頼先により異なります)。ロードサービスの回数や無料の範囲も、あわせて比べてみてください。
価格目安:利用無料
もちろん、今の補償や保険料、事故対応に満足しているなら、そのまま更新するのも合理的な選択です。今の会社で更新しながら、特約だけを見直す方法もあります。条件は商品や始期日で変わるため、最終的な判断は保険会社や代理店に相談したうえで決めてください。
バッテリー上がりのロードサービス料金でよくある質問
JAFに現場で入会すれば、その場の料金は無料になりますか?
なりません。救援の現場で入会はできますが、その回のロードサービス料金は非会員扱いです。現場で仮会員証が発行され、会員扱いになるのは次回から。今回の出費を抑えたいなら、先に自分の保険のロードサービスが使えないか確かめるのが近道です。
自宅の駐車場でバッテリーが上がっても、保険のロードサービスは使えますか?
自宅でも使える保険会社が多いです。たとえば東京海上ダイレクトは、自宅駐車場や高速道路上でも利用できると案内しています(一部離島を除く)。ただし条件は会社や商品で違うので、約款やロードサービスの案内で事前に確かめておくと安心です。
バッテリー交換が必要になったら、費用はどのくらいかかりますか?
ロードサービスでも、バッテリー本体の代金は自己負担が基本です。カー用品店の交換工賃は、オートバックスが2,200円〜、イエローハットが1,650円〜(いずれも税込)。本体は軽・小型車用で5,000〜12,000円程度、普通車用で8,000〜20,000円程度が目安です。車種やバッテリーの種類で大きく変わるので、見積もりで確かめてください。
クレジットカード付帯のロードサービスでも、バッテリー上がりは無料ですか?
カードによっては無料です。たとえば ENEOSカード S は、路上修理が30分まで無料。年間で3回目以降の利用は、出動費用が実費になります。利用するときは、実物のカードと運転免許証の提示が必要です。対象の車にも条件があるので、カード会社の案内で確かめてください。
ハイブリッド車でもバッテリー上がりは起きますか?
起きます。上がるのは主に、ガソリン車と同じ12Vの補機用バッテリーです。トヨタは予防の目安として、通常は2週間に合計30分、冬は2週間に合計80分の運転を挙げています。救援される側にはなれますが、接続位置は車種ごとに違うため、不安ならロードサービスに任せるのが安心です。
関連記事:ダイレクト型自動車保険のデメリット|代理店型と比べて向く人
まとめ|バッテリー上がりの料金はまず保険の確認から
呼ぶ先さえ間違えなければ、バッテリー上がりでもお金をかけずに済むことが多いんだね!
そうみたいですね。まずは自分の保険証券を開いて、ロードサービスの中身を確かめておきましょう。
バッテリー上がりでロードサービスを呼ぶ料金は、呼ぶ先しだいで0円から数万円まで変わります。最後に要点を振り返っておきます。

- JAF非会員は一般道・昼で21,700円、夜間(20〜8時)は25,630円。朝7時台も夜間料金
- JAF会員は作業30分以内なら0円で、他人の車やレンタカーでも使える(人に付く)
- 自動車保険のロードサービスは規定の範囲なら無料。ただし年1回が多数派で、窓口経由の手配が条件(車に付く)
- ロードサービスを使っただけでは、等級も保険料も変わらない
- 出張業者は電話で総額とキャンセル料を確認。基本料金数千円の表示から数万円を請求された例もある
- 連絡順は保険デスク→JAF→業者。特約が弱ければ、次の更新で回数・範囲・窓口を比べて見直す
料金や条件は、2026年9月時点の公式情報をもとにした目安です。正確な情報は各社の公式サイトや保険証券でご確認ください。迷ったときの最終的な判断は、保険会社や代理店に相談するのがおすすめです。
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