こんにちは。asovica(アソビカ)、運営者の「りょう」です。
「事故で保険を使ったら等級が下がるって聞いたけど、実際どのくらい下がって、保険料はいくら上がるんだろう」——車をこすってしまった修理を前に、そんな不安を抱えて検索された方も多いのではないでしょうか。等級の仕組みは少しややこしくて、調べても「3等級下がる」とだけ書いてあって、結局いくら損するのかが分からない、ということもありますよね。この記事では、事故で等級が何段階下がるのか、翌年からの保険料がどのくらい・何年間高くなるのかを、具体的な数字を使って整理します。読み終えるころには、あなたのケースで保険を使うか自腹にするかを、落ち着いて判断できるようになるはずですよ。
- 事故で保険を使うと等級は基本3段階下がり、割高な事故有係数が3年間つくこと
- 3等級ダウン・1等級ダウン・ノーカウントという事故区分ごとの下がり方の違い
- 等級が下がると3年間で保険料がいくら増えるのかの具体的な試算例
- 修理費と保険料の増加額を比べて保険を使うか自腹かを見極める目安
事故で等級は基本3段階下がる
結論からお伝えすると、事故で自動車保険を使うと、多くのケースで翌年の等級は3段階下がります。さらに下がった等級には、通常より割高な「事故有」という割増引率が3年間かぶさります。つまり事故のダメージは「等級が下がる」ことと「割高な係数が数年続く」ことの二重で効いてくる、という点をまず押さえておきたいですね。

自動車保険の等級(ノンフリート等級)は、1年間無事故で保険を使わなければ翌年に1つずつ上がっていく仕組みです。逆に事故で保険を使うと、1年で積み上げた等級を一気に3つ分戻してしまう計算になります。はじめての契約は原則6等級からのスタートで、最高の20等級に届くまで最短でも14年かかることを思うと、3等級ダウンの重さが分かるかなと思います。
事故で保険を使うと、翌年の等級は原則3つダウン。上がるのは年1等級ずつなので、取り戻すのに時間がかかります。
ただし、すべての事故が3等級ダウンになるわけではありません。事故の種類によって「3等級ダウン」「1等級ダウン」「そもそも下がらない(ノーカウント)」の3つに分かれます。まずはこの区分を知っておくと、自分のケースがどれに当たるのか見当がつけやすくなりますよ。次の章で詳しく見ていきましょう。
等級が下がる事故の3つの区分
等級が下がる事故は、下がる段階の数で大きく3つに分かれます。相手のある事故や自損事故は3等級ダウン、盗難や自然災害・飛び石などは1等級ダウン、自分のケガの補償などはノーカウントで下がりません。同じ「保険を使う」でも、翌年への響き方はまったく違うんですね。

同じ事故でも下がり方が違うんだね。何で決まるのかな?
ざっくり言うと、自分の運転で防げたかどうかで分かれるみたいですよ。防ぎにくい盗難や飛び石は軽め、というイメージで見ていくと分かりやすいかなと思います。
| 区分 | 下がる等級 | 事故有係数の加算 | 主な性質 |
|---|---|---|---|
| 3等級ダウン事故 | 3等級 | 3年 | 相手のある事故や自分の不注意による事故など |
| 1等級ダウン事故 | 1等級 | 1年 | 盗難・自然災害・飛び石など防ぎにくい車両保険の事故 |
| ノーカウント事故 | 下がらない | なし | 自分のケガの補償や特約など |
相手や単独事故は3等級ダウン
もっとも件数が多いのが3等級ダウン事故です。他人にケガをさせたり、他人の車や物にぶつけたりして対人・対物賠償保険を使う事故は、基本的にすべて3等級ダウンになります。電柱やガードレール、自宅の門などに自分でぶつけた単独事故で車両保険を使った場合も同じです。
具体的には、次のような事故が3等級ダウンに当たります。1件につき翌年の等級が3つ下がり、事故有係数適用期間が3年加算されます。
- 他人にケガをさせて対人賠償保険を使った事故
- 他人の車や物にぶつけて対物賠償保険を使った事故
- 電柱・ガードレール・自宅の門などに自分でぶつけて車両保険を使った事故
- 当て逃げされて相手が特定できず、自分の車両保険で修理した場合
盗難や自然災害は1等級ダウン
一方、運転で気をつけていても防ぎにくい損害は、1等級ダウンにとどまります。盗難・台風や洪水などの自然災害・落書き・飛び石によるガラス割れなどで車両保険を使ったケースが代表例で、下がるのは1等級、事故有係数の加算も1年です。
- 盗難による車両保険金の支払い
- 飛び石などによるフロントガラス破損の修理
- 台風・竜巻・洪水・高潮など自然災害による損害
- 落書き・いたずら、火災・爆発(自分の車が原因でないもの)
飛び石は下がらない、は昔の話
以前はフロントガラスの飛び石は等級が下がらない扱いの時期もありましたが、現在は1等級ダウン・事故有係数1年の加算が原則です。修理費が小さいと、保険を使うより自腹のほうが得になることもあるので注意したいですね。
下がらないノーカウント事故
保険金を受け取っても事故件数に数えず、翌年の等級が下がらないのがノーカウント事故です。主に「自分側のケガの補償」や「日常生活の賠償特約」だけを使ったケースが該当し、事故有係数の加算もありません。ほかに等級を下げる事故がなければ、翌年は通常どおり1等級上がります。
- 人身傷害保険・搭乗者傷害保険(自分や同乗者のケガの補償)
- 個人賠償責任特約(日常生活で他人にケガ・物損)
- ファミリーバイク特約・弁護士費用特約
- ロードアシスタンス特約(ロードサービス)
たとえば自分の過失が0%のもらい事故で、相手へ損害賠償請求するために弁護士費用特約を使っても、ノーカウント事故なので等級は下がりません。使っても損しない補償がある、と覚えておくと安心ですね。
等級と割引率の一覧を押さえる
等級は1等級から20等級まであり、数字が大きいほど割引率が高く、保険料が安くなります。最高は20等級で、6等級より下の1〜5等級は「デメリット等級」と呼ばれ、なかでも1〜4等級はむしろ保険料が割増になります。まずは全体像を、割引率の一覧表で押さえておきましょう。
初めて自動車保険を契約するときは、原則6等級からのスタートです。1年間無事故で継続すると翌年に1等級上がり、6等級から最高の20等級に届くまで最短でも14年かかります。だからこそ、事故で一気に3等級戻ってしまうのは大きな痛手なんですね。以下は複数の損害保険会社の公表値で一致する代表値で、実際の割引率は会社ごとに多少異なる場合があります。(出典:損害保険料率算出機構『自動車保険参考純率』)
| 等級 | 無事故(割引・割増) | 事故有(割引・割増) |
|---|---|---|
| 1等級 | +108%(割増) | — |
| 2等級 | +63%(割増) | — |
| 3等級 | +38%(割増) | — |
| 4等級 | +7%(割増) | — |
| 5等級 | -2% | — |
| 6等級 | -13% | — |
| 7等級 | -27% | -14% |
| 8等級 | -38% | -15% |
| 9等級 | -44% | -18% |
| 10等級 | -46% | -19% |
| 11等級 | -48% | -20% |
| 12等級 | -50% | -22% |
| 13等級 | -51% | -24% |
| 14等級 | -52% | -25% |
| 15等級 | -53% | -28% |
| 16等級 | -54% | -32% |
| 17等級 | -55% | -44% |
| 18等級 | -56% | -46% |
| 19等級 | -57% | -50% |
| 20等級 | -63% | -51% |
無事故と事故有で割引率が違う
同じ等級でも、割増引率には「無事故」と「事故有」の2種類があります。事故で保険を使うと、数年間はこの割高な「事故有」係数が適用されます。7等級以上でこの2つに分かれ、6等級以下は区分がありません。
差は等級によって大きく、中位等級では20〜30ポイント前後、上位の18〜20等級でも10ポイント前後は開きます。つまり「等級が下がる」ダメージは、等級そのものが3段階下がることに加えて、同時に割高な事故有係数が数年間適用される、という二重で効いてくるわけですね。代表的な等級で無事故と事故有の差を並べると、こんな具合です。
| 等級 | 無事故 | 事故有 | 割引率の差 |
|---|---|---|---|
| 10等級 | -46% | -19% | 27ポイント |
| 15等級 | -53% | -28% | 25ポイント |
| 18等級 | -56% | -46% | 10ポイント |
| 20等級 | -63% | -51% | 12ポイント |
事故有係数適用期間の仕組み
「事故有係数適用期間」とは、事故で保険を使ったあと、割高な「事故有」係数が適用され続ける年数のことです。3等級ダウン事故なら3年、1等級ダウン事故なら1年が加算され、同じ等級でもこの期間中は無事故の人より保険料が高くなります。(出典:日本損害保険協会『損害保険Q&A(くるまの保険)』)

ポイントは、加算された期間が保険期間の1年経過ごとに(事故の有無にかかわらず)1年ずつ減っていくことです。上限は6年、下限は0年で、0年になると割引率の良い「無事故」係数に戻ります。ただし期間中にさらに事故を起こすと、その分の年数が上乗せされ、最大6年まで伸びることがあります。
事故有係数適用期間は3等級ダウンで3年、1等級ダウンで1年。1年ごとに1つ減り、0年で「無事故」係数に戻ります。
具体的な動きも見てみましょう。18等級の人が3等級ダウン事故を起こすと、翌年は15等級になり、そこに事故有係数が3年間適用されます。無事故を続けて回復していく過程での割引率の推移は、こんなイメージです。
| 時期 | 等級 | 事故有係数適用期間 | 適用される割引率 |
|---|---|---|---|
| 事故の年 | 18等級 | 0年 | 無事故 -56% |
| 翌年〜 | 15等級 | 3年 | 事故有 -28% |
| 3年後(無事故継続後) | 18等級 | 0年 | 無事故 -56% |
注意したいのは、「等級の数字が戻る」ことと「無事故係数に戻る」ことは別だという点です。3等級ダウンなら最低3年間無事故を続ければ等級の数字は事故前に戻りますが、事故がなければ本来もっと上の等級に進めていたはずです。数字が元に戻っても、無事故だった場合と比べると数年間は保険料が高いままで、この差額が実質的な事故の負担になります。
関連記事:自動車保険の乗り換えで等級は引き継ぎできる?条件と注意点
等級が下がると保険料はいくら上がる
気になるのは実際の金額ですよね。3等級ダウン事故のあと3年間の保険料は、無事故を続けた場合と比べて平均で約1.5倍前後になるとされています。試算例では最大で約1.68倍、最小でも約1.20倍という幅があり、倍率は今の等級や保険会社によって変わります。

1.5倍かあ…。年7万円が10万円を超えるって考えると、けっこう大きいね。
そうなんですよね。しかも痛いのは1年だけじゃなくて、割高な期間が3年続くところみたいです。累計でどのくらいになるか、具体例で見ていきましょう。
3年間の保険料増加額を試算
たとえば14等級・年間保険料7万円の人が3等級ダウン事故を起こしたケースを見てみます。事故有係数が適用される3年間だけで、無事故だった場合より合計で約14万円多く払う計算になります。差額は「無事故だった場合と比べていくら多く払うか」を表しています。
| 時期 | 事故を起こした場合 | 無事故だった場合 | 差額(多く払う額) |
|---|---|---|---|
| 事故前 | 無事故14等級:70,000円 | — | — |
| 翌年 | 事故有11等級:116,670円 | 無事故15等級:68,540円 | +48,130円 |
| 2年後 | 事故有12等級:113,750円 | 無事故16等級:67,080円 | +46,670円 |
| 3年後 | 事故有13等級:110,830円 | 無事故17等級:65,630円 | +45,200円 |
| 4年後 | 無事故14等級:70,000円 | 無事故18等級:64,170円 | +5,830円 |
翌年だけで約4万8千円、その後も4万円台の差が続き、3年間の合計はおよそ14万円。低〜中位の等級ではもともとの割引率が小さいぶん、翌年の保険料が事故前のおよそ1.5倍(7万円→約11万円)に跳ね上がる例もあります。割引率の高い20等級でも、事故後の数年間で無事故より総額で約7万7千円多く払うという試算があり、どの等級でも決して小さくない負担なんですね。
元に戻っても差額は残り続ける
上の表の4年後を見ると、等級の数字は事故前の14等級に戻っています。でも同じ14等級でも、無事故を続けていれば18等級まで進めていたはずなので、その後もわずかに高い状態が残ります(例では+5,830円)。等級の数字が戻る=完全に元通り、ではないんですね。
だから等級ダウンの負担は「翌年いくら上がるか」だけで見ると、小さく見積もってしまいます。正しくとらえるコツは、無事故だった場合と比べて、等級が戻ったあとに残る差も含めた数年分の累計差額で考えることです。3等級ダウンなら十数万円規模、1等級ダウンならもっと小さい、というのが金額感の目安になります。
ちなみに1等級ダウン事故なら、下がるのは1等級・事故有係数も1年なので、翌々年には回復しやすく、負担は3等級ダウンよりぐっと小さくなります。とはいえ割引率が「無事故」から「事故有」に切り替わることに変わりはないので、修理費が小さいケースでは、やはり自腹のほうが得になりやすいという点は同じです。「今回の事故はどの区分で、累計いくらの上乗せになるのか」を頭の片隅に置いておくと、次の章の判断がしやすくなりますよ。
上がってしまった保険料の負担を抑えるには、次の更新で条件を見直すタイミングも効いてきます。
関連記事:自動車保険の見直しタイミングはいつ?満期前・買替え時の要点
保険を使うか自腹か迷ったら
修理費を保険で払うと翌年以降の保険料が上がるので、「修理費 − 免責金額」が「数年間の保険料増加額の合計」より大きいときは保険を使ったほうが得になりやすい、というのが基本の考え方です。逆に修理費が保険料の増加額より小さいなら、自腹で直したほうが総額を抑えられます。

免責金額とは、車両保険を使うときに契約者が自己負担する金額のことです。「0円」「5万円」「10万円」や「1回目5万円・2回目以降10万円」などから選び、保険を使っても実際に受け取れるのは「修理費 − 免責金額」です。この実質の受取額が数年間の保険料増加額を下回るなら、自腹のほうが得という計算になります。
免責金額を高く設定すると保険料は安くなり、低く(0円に)設定すると保険料は高くなる関係です。5万〜10万円程度の自己負担を自力で出せるかどうかを目安に決めるとよい、とされます。なお、全損(修理不能、または修理費が車両保険金額以上)の場合は、免責金額を設定していても自己負担なしで車両保険金額の全額が支払われるのが一般的です。免責金額が効いてくるのは、あくまで一部を修理するようなケースだと考えておくと分かりやすいですね。
修理費10万20万で分かれる判断
はっきりした金額で言うと、修理費がおおむね10万円以下なら自腹、20万円以上なら保険を使うほうが有利になりやすいとされます。あいだの10万〜20万円は、等級や条件次第でどちらもあり得るグレーゾーンです。
- 修理費が10万円以下 → 自腹のほうが有利になりやすい
- 10万〜20万円 → 等級・条件次第でどちらもあり得る
- 20万円以上 → 保険を使ったほうが有利になりやすい
ただしこれはあくまで一般的な目安で、実際の増加額は等級・年齢・車種・補償内容・保険会社で変わります。迷ったら、契約中の保険会社に「今回この事故で保険を使うと翌年度以降の保険料がいくらになるか」を具体的に試算してもらうのが確実です。数字を出してもらってから比べれば、後悔のない判断ができるかなと思います。
自分の等級・保険料で「使うといくら上がるか」は、その場で試算できます。
関連記事:等級ダウンの損得シミュレーター(無料)
修理費がいくらからなら車両保険を使うと得になるのか、免責や事故タイプ別の分岐点は次の記事で詳しく整理しています。
関連記事:車両保険を使うと損?修理費いくらからが得か判断基準を解説
飛び石のガラス割れは自腹が得か
走行中の飛び石でフロントガラスが割れたケースは、修理費が小さいことが多く、1等級ダウンでも自腹のほうが得になりやすい代表例です。飛び石での修理は1等級ダウン・事故有係数1年ですが、割引率が「無事故」から「事故有」に切り替わるので、影響がゼロというわけではありません。
たとえば15等級・年間保険料6万円の人が飛び石で車両保険を使った場合、3年間の保険料増加額は合計で約4万2千円という試算例があります。フロントガラス交換の費用から免責金額を引いた実質の受取額が、この4万2千円を下回るなら、保険を使わず自腹で直したほうが総額はお得ということになります。
飛び石修理の考え方
1等級ダウンは3等級ダウンより負担は軽いものの、割引率はやはり下がります。修理見積もりを取って、免責金額を引いた受取額と数年間の増加額を比べてから決めると安心ですよ。
保険料が高いと感じたら見直す
等級が下がって保険料が高いと感じたときは、契約全体を見直す好機でもあります。同じ等級・同じ事故有係数でも、割増引率や基本の保険料水準は保険会社ごとに差があるからです。「高くなったな」で終わらせず、いちど自分の条件で比べてみる価値がありますよ。
見直しでよく比べられるのが、ダイレクト型(ネット・通販型)と代理店型です。それぞれ向き不向きがあります。
| 種類 | 特徴 | 保険料の傾向 |
|---|---|---|
| ダイレクト型(ネット・通販型) | ネットや電話で本人が直接契約。手数料などの付加保険料が低い | 代理店型より安くなる傾向(契約条件により差があります) |
| 代理店型 | 担当者が対面で提案・手続きを代行。事故対応の相談がしやすい | 付加保険料が高めで割高な傾向 |
安さを重視するならダイレクト型、手厚いサポートや対面の相談を重視するなら代理店型、という選び方になります。自動車保険料は車種・年齢・等級・走行距離・補償内容で一人ひとり変わるため、万人共通の最安ランキングは存在しません。自分の条件で複数社を見積もって比べるのが基本で、一括見積もりサービスを使えば自分の条件で複数社をまとめて比較できます。
見直しで削りすぎに注意
保険料の安さだけで選んで、対物・人身傷害・車両保険など必要な補償を削りすぎると、いざ事故のときに足りません。補償内容をそろえたうえで保険料を比べましょう。事故対応やロードサービスの質も、保険料と同じくらい大事な比較軸です。
なお、等級と事故有係数適用期間は保険会社を乗り換えても引き継がれます。不利な等級だけをリセットして安い会社に入り直すことはできませんが、逆に言えば、満期日を空けずに乗り換えれば等級はそのまま引き継げるので、条件の合う会社が見つかれば安心して切り替えられますよ。ただし契約に空白期間ができると等級を引き継げないことがあるので、満期日のつなぎ方だけは気をつけてくださいね。
自動車保険の等級が下がることのよくある質問
下がった等級が元に戻るまで何年かかりますか?
3等級ダウン事故なら、無事故を続ければ最短3年で事故前の等級の数字に戻ります(1年に1等級ずつ回復するため)。1等級ダウン事故なら最短1年(翌々年)で戻りやすいです。ただし数字が戻っても、無事故だった場合に進めていた等級との差は残るので、保険料が完全に元通りになるわけではない点は覚えておいてくださいね。
1年間に2回事故を起こすと等級はどうなりますか?
事故ごとに下がる等級が積み上がります。たとえば3等級ダウン事故を2件起こすと6等級下がり、事故有係数適用期間も3年+3年で加算されます。事故有係数適用期間は上限が6年なので、複数の事故があると最大6年まで伸びることがあります。
保険を使わなければ等級は下がりませんか?
はい。事故があっても保険金を請求せず自腹で修理すれば、等級は下がりません。翌年は通常どおり1等級上がります。修理費が小さいときは、保険を使わず自腹で直したほうが総額を抑えられるケースが多いので、まずは見積もりを取って比べてみるのがおすすめです。
もらい事故(過失0)でも等級は下がりますか?
自分の過失が0%のもらい事故で、相手への損害賠償請求のために弁護士費用特約だけを使う場合は、ノーカウント事故なので等級は下がりません。ただし自分の車両保険を使って修理する場合は3等級ダウンになることがあるので、どの補償を使うかで扱いが変わります。
車を手放すあいだ、等級は保存できますか?
車を手放して一時的に保険を中断するときは「中断証明書」を発行しておくと、そのときの等級や事故有係数適用期間を最長10年間保存でき、新しい契約で引き継げます。再び車に乗るときに不利な6等級から入り直さずに済むので、乗らない期間ができるときは発行の手続きを保険会社に確認してみてくださいね。
関連記事:自動車保険の乗り換えは満期がベスト!手続きの流れと注意点
自動車保険の等級ダウンと保険料の要点まとめ
等級って、下がると思ってたより長く響くんだね。
そうなんですよね。翌年だけじゃなくて3年くらいのトータルで見るのが大事、というのが今日の一番のポイントかなと思います。
最後に、この記事の要点を振り返っておきましょう。

- 事故で保険を使うと等級は基本3段階下がり、割高な事故有係数が3年間つく
- 事故は3等級ダウン・1等級ダウン・ノーカウントの3区分に分かれ、下がり方が違う
- 3等級ダウンの負担は3年間の累計差額で見るのが実態に近く、十数万円規模になることもある
- 修理費が10万円以下は自腹、20万円以上は保険、があいだを含めた判断の目安
- 保険料が高いと感じたら、必要な補償をそろえたうえで複数社を見積もって見直す
ここで紹介した割引率や金額は、あくまで一般的な目安です。実際の保険料や等級の扱いは契約内容・保険会社によって変わるので、最終的な判断はご自身で、正確な情報は各保険会社の公式サイトや担当者に確認したうえで決めてくださいね。あなたのカーライフが、安心できるものになりますように。
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