このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。 フロントガラス

油膜取りと撥水剤の順番は?塗る前の下地処理と失敗しない手順

油膜取りと撥水剤はどちらが先かを示す、正しい施工順番の解説

こんにちは。asovica(アソビカ)、運営者の「りょう」です。

油膜取りと撥水剤を両方そろえたものの、「どっちを先に塗るの?」と手が止まっていませんか。油膜取りのあとすぐ撥水剤を塗っていいのかも、気になりますよね。

結論から言うと、正しい順番は「洗車→油膜取り→すすぎ→乾燥→撥水剤」です。メーカー各社の手順は自社製品の範囲で終わっているので、この記事では各社の公式手順を工程順につなぎ直しました。

私自身も、キイロビン ゴールドプロでガラスの油膜取りをしています。その体験も交えながら、待ち時間の考え方、重ね塗りで済むケース、一体型や撥水・親水の選び方までまとめますね。

  • 油膜取りと撥水剤の正しい順番と、油膜取りのあとに待つべきもの
  • キイロビン ゴールドプロで試した油膜取りのコツと流しきりの大切さ
  • ガラコの重ね塗りで済む場面と、油膜取りからやり直す場面の見分け方
  • メーカー違いの組み合わせ・一体型・撥水と親水の選び方

油膜取りが先、撥水剤は乾いたガラスに塗るのが正解

油膜取りを先に済ませ、水分を拭き取って完全に乾いたガラスに撥水剤を塗るのが正しい順番です。塗り込みタイプの撥水剤は、油膜の無い乾いたガラスに塗る前提で作られているからです。ミストガラコのように濡れたガラスに使える製品もあるので、最終的には各製品の使い方に従ってください。

洗車、油膜取り、すすぎ、乾燥、撥水剤の順に進める基本の流れを矢印でつないだ手順図

逆の順番だと、油膜取りの研磨剤が撥水被膜ごと削り落としてしまいます。キイロビンのメーカーであるプロスタッフも、撥水剤のメンテナンスに油膜取りを使うと撥水効果が弱まるとしています。

BUDDY
BUDDY

油膜取りも撥水剤もガラスに塗るものだし、どっちが先でもいい気がしちゃうな。

油膜取りは削る側、撥水剤は膜を作る側なので、順番に意味があるみたいですよ。

りょう
りょう
BUDDY
BUDDY

削ってから膜を作る、かあ。工程を一つずつ見ていこうよ。

洗車→油膜取り→すすぎ→乾燥→撥水剤の5工程

各社の公式手順をつなぐと、作業は次の5工程になります。それぞれのポイントも表にまとめました。

工程やることポイント
1 洗車・水洗いガラスの砂・ホコリ・泥を水で流す砂が残ったまま磨くと傷の原因
2 油膜取り濡れたガラスを小範囲ずつ磨く液が弾かなくなる(水が全面になじむ)まで
3 すすぎ白く残った液を水でしっかり流す乾いて白い粉が残ったら濡れタオルで拭き直す
4 乾燥水分を拭き取り、完全に乾かす撥水剤は乾いたガラスに塗るのが前提
5 撥水剤製品ごとの乾燥時間を守って拭き上げる施工直後の雨は効果を落とす

抜けやすいのは、工程3と4の継ぎ目です。油膜取りの手順は「すすいで濡れタオルで拭き取る」で終わります。一方、撥水剤の手順は「完全に乾燥させたガラスに塗る」から始まるんですね。

その間をはっきり書いているのが、ソフト99のガラコぬりぬりコンパウンドです。手順の最後に「ガラコ等の撥水処理をする場合は水分を拭き取り、よく乾燥させてから作業」とあります。下地処理と撥水剤の間には、必ず拭き取りと乾燥が入ると覚えておくと迷いません。(出典:ソフト99『ガラコぬりぬりコンパウンド』製品情報)

撥水・親水・防眩などの特殊加工をしたガラス、樹脂製のガラス、ガラスの内側には研磨式の油膜取りを使えません。加工が落ちてしまうので、作業前に車の取扱説明書を確認してくださいね。

油膜取り後すぐ撥水してよい?待つのは水分ゼロまで

すすぎと拭き取りを終え、ガラスが完全に乾いていれば、すぐ撥水剤を塗って大丈夫です。待つべきなのは時間ではなく、ガラスから水分が消えることなんですね。

実は、油膜取りのあとに「何分待つ」という数値を示すメーカーは確認できませんでした。ソフト99もプロスタッフも、書いているのは「よく乾燥」「完全に乾燥」という表現だけです。

撥水剤の説明に出てくる「5〜10分」などの数字は、撥水剤を塗ったあとの乾燥時間です。油膜取りのあとの待ち時間とは別物なので、混同しないようにしてください。

では、乾いたかどうかはどう見分けるか。私は次の3点をチェックの目安にしています。

  • ガラス面に水滴や拭きスジが残っていない
  • モールやドアの隙間から水が垂れてこない
  • 乾いた白い粉(研磨剤の残り)が浮いていない

水分が残るとなぜいけないのか、メーカーは理由を明文では説明していません。言えるのは、塗り込みタイプの撥水剤はいずれも乾いたガラスへの施工を指示していること。そしてソフト99が、空気中の水分が多い時や施工後すぐ雨がかかる時は、じゅうぶんな効果が出ないとしていることです。

季節にも気をつけたいところです。キイロビン ゴールドプロの取説は、炎天下や寒冷時は拭き取りにくくなるので使わないよう書いています。ガラコ各製品も、気温10℃以下ではガラスを温めながら作業するよう案内しています。

秋冬の朝夕は、この両方の条件にかかりやすい時間帯です。日中の暖かい時間に作業すると、油膜取りも撥水剤も扱いやすいかなと思います。

私は洗車後、タオルで拭いても隙間に残る水を、HiKOKIのエアダスター(RA 12DA)で飛ばしています。放っておくと、隙間の水があとから涙のように流れてくるんですよね。撥水剤の前にも、隙間の水を出し切っておくと安心です。

らくらくガラコだけは塗ってから洗車する例外

ソフト99のらくらくガラコ(2025年11月発売)は、乾いたガラスに塗ってから洗車するという逆の順番で使う設計です。

手順は「乾いたガラスに塗る→春夏秋は1分・冬は3分乾燥→中性のカーシャンプーで洗車→すすいで水滴を拭く」の流れ。洗車で余った成分を流すので、拭き残しのギラつきが出ないとうたっています。

ただし、油膜取りが先という原則は変わりません。らくらくガラコも、初めて使う時に他のコーティング膜や油膜が強く付いていると効果が出にくいとして、コンパウンド入りの油膜クリーナーで下地処理するよう注意書きしています。

つまり初回なら「油膜取り→すすぎ→乾燥→らくらくガラコ→洗車」の順になります。目立つ汚れや付着物も、傷やムラを防ぐために先に落としておきましょう。

公称の持ちは約1〜2ヶ月と、ガラコの中では短めです。洗車のついでに手軽に塗り足したい人向けの製品、と考えるとイメージしやすいですね。

らくらくガラコ(ソフト99)

乾いたガラスに塗ってから洗車するだけ。洗車ついでに撥水を塗り足したい人向け

キイロビンゴールドプロで試した油膜取りのコツ

プロスタッフのキイロビン ゴールドプロのボトル正面
筆者が使ったキイロビン ゴールドプロ

キイロビン ゴールドプロを使って分かったコツは、濡れたガラスを小範囲ずつ磨くことと、すすぎで窓の隙間まで流しきることの2つです。撥水剤を塗る前の下地づくりとして、この2点を押さえると失敗しにくいかなと思います。

キイロビン ゴールドプロ(A-85)は、プロスタッフが2026年2月に発売した研磨式の油膜取りです。油膜・劣化したコート剤の被膜・ウロコの3種を落とせるとうたい、専用のPROアプリケーターが付いています。(出典:プロスタッフ『キイロビン ゴールド PRO』製品情報)

私が買ったきっかけは、洗車系YouTubeの「センスアールのRYUYAです」で紹介されていたことでした。購入価格は1,727円です。

BUDDY
BUDDY

油膜取りって、力を入れてゴシゴシ磨くイメージがあるけど合ってるのかな?

力の入れ具合より、範囲の区切り方と流し方が大事みたいですよ。実際に試したことを順番に話しますね。

りょう
りょう

濡らして小範囲ずつ磨く、旧品30秒がプロは10秒

まずはガラスの砂やホコリを水で洗い流し、濡れた状態にします。メーカーは、キイロビンはガラスより柔らかい物質で磨く設計と説明しています。ただ、残った砂粒を擦れば傷の原因になり得るので、先に流すのが前提です。

磨き方の公式なコツは、まず10〜20cmくらいの四角形を集中して擦ること。そこの液が弾かなくなったら、油膜が取れ始めたサインです。あとは四角形を広げるように、範囲を少しずつ広げていきます。

PROの取説では、アプリケーターに液を約10cm付けて、濡れたガラスに軽く押し当てて一定方向に往復させます。途中でガラスが乾いてきたら、少し濡らしてから往復させるのがポイント。乾いたまま磨くと液が粉になって残りやすいので、焦らないのが大事です。

実際に使って驚いたのは、油膜が落ちるまでの速さでした。以前使っていたキイロビン ゴールドでは1箇所30秒ほど擦っていたのが、ゴールドプロでは10秒程度で終わった印象です。

以前のキイロビンは油膜が落ちるまで時間がかかり、正直なところ面倒に感じていました。ゴールドプロは付属アプリケーターの質が高いこともあってか、すぐに落ちて仕上がりもきれいでしたね。

白い車のリアドアガラスで施工したときは、洗い流したあとのガラスに背景が歪まずくっきり映り込みました。なお、ここでの時間はあくまで私の車での体感です。油膜の付き方によって変わる点はご了承ください。

キイロビン ゴールドプロ(A-85)

油膜・劣化した被膜・ウロコの3種に対応。私の体感では1箇所約10秒で油膜が落ちました

価格目安:1,727円(筆者の購入時)

水が全面になじんだら窓の隙間まで流しきる

油膜が取れたかどうかは、水がガラス全面になじむかどうかで判断します。水を掛けてまだらに弾く所があれば、そこは油膜や古い被膜の取り残しです。その部分だけ、もう一度小範囲で磨き直しましょう。

取れたのを確かめたら、白く残った液を水でしっかり洗い流します。撥水剤の前では、ここがとても大事な工程です。白い粉が乾いて残ると、その上に撥水剤を塗ることになってしまいます。

研磨式の油膜取りに入っている研磨粒子(キイロビン ゴールドなら酸化セリウム)は、水に溶けない微粒子です。乾いた白い粉は乾拭きせず、水で湿らせて浮かせてから、流すか濡れタオルで拾うのがメーカー手順に沿ったやり方になります。

私が失敗したのは、窓の隙間でした。洗い流しが足りなかったときに、窓の隙間に白い液の汚れが残ってしまったんです。窓を開けたら、そこに付いた汚れがかなり目立ちました。

次に施工したときは、隙間までしっかり洗い流したことで解消し、かなりきれいに仕上がりました。CRUZARDのホースノズルは水流が強いので、キイロビンを流すときに重宝しています。

隙間に残った液や水は、拭き取りや乾燥のあとに垂れてきます。そうなると、せっかく乾かしたガラスがまた濡れたり汚れたりするんですね。撥水剤を塗る前に、隙間から何も出てこない状態にしておくのがおすすめです。

柔軟剤を使ったタオルで仕上げると、その油分がガラスに戻って新しい油膜の原因になります。拭き取りは油分の少ないタオルやキッチンペーパーを使いましょう。

関連記事:キイロビンゴールドの注意点(NGな場所と白残り)

ガラコは毎回下地処理が必要?塗り方と重ね塗り

ガラコを塗るたびに油膜取りをする必要はありません。研磨式の下地処理が要るのは、初回・別系統の撥水剤からの切り替え・ムラやギラつきが出た時で、同じ撥水剤を効果が残るうちに塗り足すなら洗浄と乾燥だけで足ります。

同じ撥水剤の塗り足しで済む場合と、油膜取りからやり直す場合を左右に比べた図

むしろ撥水が効いているうちに研磨式の油膜取りを使うと、まだ使える撥水被膜まで削ってしまいます。下地処理は「リセットしたい時の作業」と考えると分かりやすいですね。

BUDDY
BUDDY

毎回キイロビンからやり直すのは大変だなあ。塗り足すだけじゃダメなのかな?

条件しだいで塗り足しで済むみたいですよ。まずは塗り方と、持ちを縮める原因から一緒に確認してみましょう。

りょう
りょう

撥水剤の乾燥時間と持ちを縮める雨・ウォッシャー液

撥水剤は、製品ごとに決められた乾燥時間を守るのが基本です。ここでは「塗ったあとの乾燥時間と持ちの目安」と「持ちを縮める原因」を分けて整理しますね。

製品塗ったあとの扱い公称の持ち
らくらくガラコ春夏秋1分・冬3分乾燥→洗車して水滴を拭く約1〜2ヶ月
ぬりぬりガラコDX5〜10分乾燥→固くしぼった濡れタオルで拭き上げ約4ヶ月
激速ガラコ専用シートで塗り広げるだけ(拭き取り不要)約6ヶ月
超ガラコ約5〜10分乾燥→乾いたタオルで拭き上げ→12時間以上乾燥約1年

公称の持ちは、いずれもソフト99のテストによる目安です。走行距離やワイパーを使う頻度、洗車方法などの使用環境で短くなることがあります。

塗り方のコツとして、ぬりぬりガラコDXは縦・横・縦と直線方向に塗り重ねる方法を案内しています。液を塗ったまま長く放置すると、塗りムラや拭き取りにくさの原因になります。乾燥時間は長いほど良いのではなく、決められた時間を守るのが大事なんですね。

そのうえで、塗ったあとに持ちを縮めやすい原因は次のとおりです。

原因起きること対策
施工直後の雨・湿気じゅうぶんな効果が出ない晴れて空気が乾いた日に施工する
油膜除去タイプのウォッシャー液撥水剤施工ガラスには使わないようメーカーが案内水か撥水タイプのウォッシャー液にする
一般的なガラスクリーナー撥水被膜を少しずつ落とす撥水被膜対応のクリーナーを使う
劣化したワイパーゴム拭きムラ・ビビりの原因ゴムは半年〜1年を目安に交換

見落としやすいのがウォッシャー液です。超ガラコの製品ページは、油膜除去剤の入ったウォッシャー液は使わないよう明記しています。

種類の違うウォッシャー液を混ぜると、タンク内で固まってノズルが詰まる原因になります。切り替える時はタンクを一度空にして、水で洗ってから入れましょう。

また、ソフト99は「ガラコは塗り重ねても耐久性は上がらない」としています。持ちを決めるのは塗る回数ではなく、乾いた下地に塗ったかと施工後の手入れです。

重ね塗りで済むとき・油膜取りからやり直すとき

分かれ目は、今の撥水被膜が均一に効いているかどうかです。メーカー各社の記述を、状況別の表にまとめました。

状況塗る前の準備
初めて撥水剤を塗る研磨式の油膜取り→すすぎ→乾燥
他メーカー・別系統の撥水剤から切り替えるガラス用コンパウンドで古い被膜を落としてから
撥水がまだら、ギラつき・ビビりが出た研磨式でリセットしてから
同じ撥水剤を効果が残るうちに塗り足す洗浄と乾燥だけ(研磨式は使わない)

撥水がまだ均一に効いているなら、洗って乾かしてから同じ撥水剤を塗り足せば十分です。ソフト99も、定期的に使うことで常にベストな撥水効果を保てるとしています。重ね塗りは持ちを伸ばす手段ではなく、効果を保つためのメンテナンスなんですね。

一方で、まだらに弾く状態のまま重ねるのはおすすめしません。油膜や劣化した被膜が残っていると、その上に塗っても均一な膜になりにくいからです。ソフト99も製品の紹介記事で、頑固な油膜や劣化した被膜がギラつきやワイパーの拭きムラにつながると取り上げています。

目安として、プロスタッフは油膜取りを2〜3ヶ月に1回行うのが理想としています。持ちの短い撥水剤をこまめに塗り足すなら、毎回の研磨は要りません。長持ちタイプを塗り直すタイミングでリセットする、と考えると整理しやすいですよ。

日常の手入れは、水洗いか固く絞った濡れタオルでの拭き取りが基本です。撥水被膜対応のクリーナーなら、汚れ落としと同時に被膜の補正もできます。

撥水剤のムラ・ギラギラが出たときの原因と対処

ムラやギラギラの原因は、大きく下地の取り残しと、撥水剤の扱い方の2つに分かれます。症状ごとの原因と対処を表にしました。

症状考えられる原因対処
雨の夜に対向車の光でギラつく油膜の残り、劣化した古い被膜、撥水剤の拭き残し研磨式の油膜取りでリセットして塗り直す
水がまだらに弾く油膜・古い被膜の取り残し弾く所を小範囲ずつ磨き直す
白いムラ・白い跡撥水剤の付けすぎ、研磨剤の白い粉の残り撥水剤は乾拭きか濡れタオルで拭き直す。研磨剤は湿らせて流す
拭き上げられないほど硬いムラ撥水剤を乾燥させすぎた直後なら液をなじませ直して濡れタオルで強めに拭く
ワイパーのビビり・拭きスジ処方の違う撥水被膜の混在、劣化ワイパー古い被膜をコンパウンドで落とす、ゴムを交換
塗ったのにすぐ弾かなくなる油膜の上に施工、施工直後の雨、油膜除去タイプのウォッシャー液下地処理からやり直す、ウォッシャー液を見直す

特にやっかいなのが、乾燥させすぎて硬くなったムラです。ソフト99によると、塗った直後なら液剤を再度なじませるように塗り込み、すぐ固く絞った濡れタオルで強めに拭き上げれば取れます。

時間が経ってしまったら、油膜クリーナーで落としてから塗り直すしかありません。拭き残しの上から上塗りしても解消しないので、ここは注意したいところです。

ちなみに、ドアガラスやリアガラスで偏光サングラス越しに見える規則的な虹模様は、油膜ではない場合があります。強化ガラス特有の現象で、研磨しても消えません。

見分け方は水掛けです。水を掛けて弾く所があれば油膜の取り残し、弾かないのに模様が見えるなら強化ガラスの模様と考えられます。切り分けておけば、無駄に磨かずに済みますね。

メーカー違い・一体型・撥水か親水かの選び方

油膜取りと撥水剤は、メーカーが違っても下地処理の段階では基本的に問題ありません。気をつけたいのは、撥水被膜の上に別の撥水剤を重ねる場面と、運転支援カメラ付きの車です。

BUDDY
BUDDY

油膜取りはキイロビンで、撥水剤はガラコなんだけど、組み合わせて大丈夫かな?

そこ、気になりますよね。相性は組み合わせ方しだいみたいなので、一体型や撥水・親水の話と一緒に確かめてみましょう。

りょう
りょう

メーカーが違う油膜取りと撥水剤でも問題ない?

キイロビン(プロスタッフ)で油膜を取ってガラコ(ソフト99)を塗る組み合わせを、禁止する記述はどちらのメーカーにも見当たりませんでした。キイロビンのFAQも、リセット後に使う撥水剤を特定の銘柄に限っていません。

研磨式の油膜取りは、古い被膜ごと削ってガラスを素の状態に戻します。素のガラスに戻してから塗るなら、メーカーの組み合わせは問題になりにくいと言えます。

相性が問題になるとメーカーが書いているのは、撥水被膜の上に別の処方の撥水剤を重ねる場面です。ソフト99は、他メーカーの撥水剤の上からガラコを塗ると、被膜の種類によっては効果がじゅうぶんに出ないことがあるとしています。

ガラコシリーズ以外の撥水剤にガラコウォッシャーを使うと、ビビりや拭きスジが出る場合がある点も同じ理屈です。各メーカーが組み合わせて案内している製品は、次のとおりです。

メーカー下地処理(研磨式)案内している撥水剤
ソフト99ガラコぬりぬりコンパウンド、ガラスリフレッシュガラコシリーズ
プロスタッフキイロビン ゴールド/ゴールド PRO取説はレインモンスターシリーズを案内(FAQは銘柄指定なし)
呉工業ルックス ウィンドウ デュアル(1本で油膜取りと撥水)単独で完結

つまり相性は、油膜取りと撥水剤の間ではなく、撥水被膜どうしの間で起きるものなんですね。撥水剤を別の系統に替えたい時は、ガラス用コンパウンドで古い被膜を落としてから塗りましょう。

油膜取り兼撥水の一体型が向く人・向かない人

一体型は、手軽さを優先して、数ヶ月ごとに塗り直せる人に向いています。長く持つ撥水を狙うなら、研磨式の下地処理と撥水剤を分けた2工程のほうが合っているかなと思います。

一体型の例が、呉工業のルックス ウィンドウ デュアルです。微粒子研磨剤と撥水成分を1液に入れていて、塗って約5分乾燥させたら、濡らして固く絞った布で拭き上げます。水ですすぐ工程が無いのが、手軽なところですね。(出典:呉工業『ルックス ウィンドウ デュアル』製品情報)

比較2工程(研磨式+撥水剤)一体型(ルックス ウィンドウ デュアル)
工程洗車→研磨→すすぎ→乾燥→撥水剤→拭き上げ汚れを落として乾燥→塗布→約5分乾燥→拭き上げ
公称の持ち撥水剤による(約1ヶ月〜約1年)最長3ヶ月
頑固な油膜専用研磨剤で落としてから塗る落ちにくい油膜は繰り返し作業
使えない所特殊加工ガラス・樹脂・内側内側・特殊加工ガラス・ヒビ入りガラス・樹脂製ミラー

一体型は、それ自体が撥水被膜を作る製品です。その上に長持ちタイプの撥水剤を重ねると、「被膜の上に別処方を重ねる」状態になると考えられます。

そのため、超ガラコのような長期タイプを塗る前の下地処理の代わりには、なりにくいのではと私は考えています。メーカーが明言している話ではありませんが、長期タイプを塗る予定なら研磨式の下地処理を選ぶほうが無難です。

  • 向く人: 作業時間を短くしたい、効果が落ちたらこまめに塗り直せる
  • 向かない人: 長期タイプの撥水剤を使いたい、頑固な油膜が付いている

ルックス ウィンドウ デュアル(呉工業)

油膜取りと撥水を1本で。すすぎ不要で手軽に済ませたい人向け(公称の持ちは最長3ヶ月)

フロントガラスは撥水か親水か、カメラ車の注意

フロントガラスは、走行風で水玉を飛ばせる撥水が向いているとされています。カー用品メーカーのカーメイトは交通メディアの取材に対し、撥水はフロントガラス向き、親水はサイドミラーやサイド・リアガラス向きと説明しています。

撥水は雨粒を水玉にして、風で飛ばす仕組みです。弱点は、風が足りない低速や停車中に水玉が残ること。親水は雨を均一な水膜にするので水玉は残りにくいものの、水膜越しに像が多少歪むのが弱点とされています。

その中間として、水玉に滑りを足して低速でも流れ落ちる「滑水」タイプもあります。低速走行が多いなら、こうした選択肢を検討してもいいかもしれません。

なお、内窓には撥水剤を塗らないでください。内側に塗ると水分が粒状になり、曇りがかえって目立ちます。内側は、くもり止め(親水)系の製品の出番です。

私は外側をキイロビンで油膜取りしたあと、内窓は精製水で拭いています。薬剤で拭いたときのようなギラつきも出ず、新品のようなガラスになって快適でした。

運転支援カメラ付き車

スバル EyeSight の取扱説明書は「スバルが指定したガラスコーティング剤以外は使用しない」と明記しています。油膜や指定外のコーティング剤、劣化したワイパーが重なると、悪天候時にシステムが一時停止しやすくなるともしています。他メーカーのカメラ付き車も、市販の撥水剤を使ってよいかは必ず車の取扱説明書で確認してください。(出典:SUBARU『EyeSight(ver.3)取扱説明書』)

判断に迷う時は、ディーラーや整備工場に相談するのが確実です。正確な情報は各製品の公式サイトや車の取扱説明書で確認し、最終的な判断は専門家にご相談くださいね。

油膜取りと撥水剤の順番のよくある質問

撥水剤はどのくらいの期間で塗り直せばいいですか?

ソフト99の公称では、らくらくガラコが約1〜2ヶ月、ぬりぬりガラコDXが約4ヶ月、超ガラコが約1年です。ただし走行距離やワイパーの使用頻度で短くなるので、あくまで目安と考えてください。水が玉にならず広がるようになったら、塗り直しのタイミングかなと思います。

油膜取りのあと、撥水剤を塗らずにそのままでも大丈夫ですか?

そのままでも問題はありません。ただ、プロスタッフは油膜の予防策のひとつに撥水コーティングの施工を挙げています。撥水剤を塗らずに使う場合は、油膜落としタイプのウォッシャー液が日常の軽い油膜対策になります。

ガラスクリーナーで拭くだけで、油膜取りの代わりになりますか?

初めて撥水剤を塗る時の下地処理としては、代わりになりにくいです。ガラスクリーナーはホコリや拭きスジを落とすためのもので、固着した油膜や古い撥水被膜までは落としきれません。初回は研磨式の油膜取りを使うのがおすすめです。

雨の日や湿気の多い日でも作業できますか?

できるだけ避けましょう。ソフト99は、空気中の水分が多い時や施工後すぐ雨がかかる時は、撥水剤がじゅうぶんな効果を発揮しないとしています。晴れて空気が乾いた日を選ぶと安心です。

撥水剤を塗るならワイパーも交換したほうがいいですか?

ゴムが劣化していたら交換をおすすめします。劣化したゴムは拭きムラやビビりの原因になるからです。PIAAはゴムを6ヶ月に1回、ワイパー本体を1年に1回交換するのを目安にしています。

関連記事:撥水コートと洗車|水弾きの種類や頻度・シミ対策を徹底解説

油膜取りと撥水剤の順番まとめ|乾いたガラスに塗る

BUDDY
BUDDY

油膜取りが先で、撥水剤は乾いてから。順番の理由が分かるとすっきりするね!

そうですね。待つのは時間じゃなくて水分ゼロまで、というのが一番のポイントみたいです。

りょう
りょう

油膜取りと撥水剤の順番は、「洗車→油膜取り→すすぎ→乾燥→撥水剤」が基本です。絶対にこれだけが正解という話ではありませんが、メーカー各社の手順をつなぐと、この流れに落ち着きます。最後に要点を振り返りますね。

油膜取りを先に済ませ水分を残さず乾かしてから撥水剤を塗るなど、記事の要点を並べた一覧図
  • 油膜取りを先に済ませ、撥水剤は完全に乾いたガラスに塗る
  • 油膜取りのあとに待つのは時間ではなく、水分がゼロになるまで
  • 紹介した中ではらくらくガラコが塗ってから洗車する例外。ただし初回で油膜などが強く付いている時は下地処理が必要
  • 油膜取りは小範囲ずつ磨き、すすぎで窓の隙間まで流しきる
  • 同じ撥水剤の塗り足しは洗浄と乾燥だけ。まだらやギラつきが出たらリセット
  • メーカー違いの組み合わせは下地処理なら問題になりにくく、相性は撥水被膜どうしで起きる
  • カメラ付き車は、車の取扱説明書でコーティング剤の可否を確認する

下地さえ整えておけば、撥水剤は本来の効果を発揮しやすくなります。製品ごとの細かい条件は公式サイトを確認しつつ、無理のない範囲でガラスのケアを楽しんでくださいね。

あわせてチェック

車の維持費でいちばん見直し効果が大きいのは、実は自動車保険かもしれません。

自動車保険の一括見積もりで保険料を見直す方法|今の契約より安くなるか無料でチェック

こんなお悩みも:

洗車機の利用と油膜取りの関係を先に知りたい方はこちらも参考になります。
関連記事:洗車機で油膜取りはできる?原因と予防策

-フロントガラス
-, ,