こんにちは。asovica(アソビカ)、運営者の「りょう」です。
洗車後の拭き上げ作業を劇的に楽にしてくれるアイテムとして、マキタのブロワーが今、熱い注目を集めています。
「洗車 ブロワー マキタ」と検索してこの記事にたどり着いたあなたは、きっと「もっと洗車を楽にしたい」「水滴を飛ばして愛車をピカピカにしたい」と考えているのではないでしょうか。
しかし、いざ購入しようとすると、モデル選びやバッテリーの互換性、騒音問題、ボディへの傷のリスクなど、気になる疑問が次々と湧いてきますよね。
実は私も最初はそうでした。
どれを買えば正解なのか分からず、ネット上の情報を読み漁った経験があります。
この記事では、そんな私が実際にマキタのブロワーを洗車に導入して分かったリアルな使用感や、失敗しないための選び方、そしてユーザーの間で密かに話題になっている裏技的な活用法までを分かりやすく整理してお伝えします。

- 洗車に最適なマキタ製ブロワーの主要モデルUB185DとMUB184Dの決定的な違い
- あなたの洗車スタイルに合わせて「風速」と「風量」のどちらを重視すべきかの判断基準
- 大切な愛車のボディへの傷を未然に防ぐためのノズル選びと具体的なカスタマイズ方法
- 購入前に知っておくべきバッテリーの選び方やご近所への騒音対策など運用上の注意点
洗車ブロワーでマキタが最強な理由
建設現場や造園業のプロが使う電動工具というイメージが強いマキタですが、実は今、洗車好きの間でも「最強の時短ツール」として圧倒的な支持を得ているのをご存じでしょうか。
ホームセンターに行けば他にも京セラ(旧リョービ)やHiKOKIなどの有名メーカーが並んでいますが、SNSやYouTubeを見渡すと、洗車用ブロワーに関してはマキタ一択と言っても過言ではないほどの人気ぶりです。
なぜ多くの人が他のメーカーではなくマキタを選ぶのか、その背景にある圧倒的なスペックや使い勝手、そして洗車という水を使う特殊な環境における適性を、マニアックな視点も交えながら深掘りしていきましょう。
UB185DとMUB184Dの比較

洗車用としてマキタのブロワーを検討する際、必ずと言っていいほど比較対象になり、購入者を悩ませるのが、ハンディサイズでコンパクトな「UB185D」と、パワフルな大風量モデル「MUB184D」の2機種です。
どちらも同じ「18V LXTシリーズ」のバッテリーを使用できるモデルですが、その性格や得意とするシチュエーションは全く異なります。
まずは、それぞれの基本的なスペックを比較してみましょう。
| 特性 | UB185D (コンパクト) | MUB184D (ハイパワー) |
|---|---|---|
| 最大風速 | 98 m/s | 52 m/s |
| 最大風量 | 3.2 m³/min | 13.0 m³/min |
| 重量 (バッテリー含) | 約1.8 kg | 約2.8 kg |
| 全長 | 517 mm | 825 mm |
| 得意な作業 | 隙間の水飛ばし・細部仕上げ | ボディ全体・ルーフの乾燥 |
| サイズ感 | 片手で軽々・収納しやすい | 両手でしっかり・場所を取る |
この表を見て「おや?」と思った方もいるかもしれません。実は、数字だけ見るとコンパクトな「UB185D」の方が風速が速いのです。
しかし、だからといってUB185Dの方が高性能かというと、そう単純ではありません。ここがブロワー選びの面白いところであり、難しいところでもあります。
UB185Dは、細いノズルから圧縮された空気を高速で撃ち出す「スナイパーライフル」のようなイメージです。一方、MUB184Dは太いパイプから大量の空気を送り出す「バズーカ砲」のようなイメージを持ってください。洗車において「水を飛ばす」という目的は同じでも、水滴を「弾き飛ばす」のか、それとも「押し流す」のかというアプローチの違いが、この2機種の決定的な差となっています。
さらに、UB185Dには集塵機能が付いており、アタッチメントを付け替えれば車内の掃除機としても使えるというマルチな才能も持っています。対してMUB184Dは送風専用ですが、クルーズコントロール機能が付いており、長時間の作業でも指が疲れないというメリットがあります。
風速重視ならUB185D

「UB185D」は、洗車愛好家の間ではもはや「神器」とまで称されるほどの絶対的な定番モデルです。
このモデルがなぜここまで支持されるのか、その最大の理由は、カタログスペックで最大98m/sという驚異的な風速を叩き出せる点にあります。
洗車をしたことがある方なら共感していただけると思いますが、拭き上げ作業で一番ストレスが溜まるのは、タオルの届かない隙間から垂れてくる水滴ですよね。
特にフロントグリルの複雑なハニカム構造、サイドミラーの可動部、ドアノブの隙間、給油口の蓋の中、そしてホイールナットの深い穴。こういった場所に残った水は、走行後にツーっと垂れてきて、せっかく綺麗にしたボディに水垢(イオンデポジット)を作ってしまいます。
UB185Dの真骨頂は、こうした微細な隙間の水分を「狙い撃ち」できる点にあります。
トリガーを引いた瞬間に発生する鋭い風の塊が、表面張力でへばりついた水滴を一瞬で弾き飛ばします。
重量もバッテリー込みで約1.8kgと非常に軽量なので、片手で持って車の周りをぐるぐると回りながら、気になる箇所を次々と攻略していく「ラン&ガンスタイル」には最適です。
また、マンションにお住まいで洗車用具の収納スペースに限りのある方や、洗車場まで道具を持ち運ぶ必要がある方にとっても、このコンパクトさは大きな武器になります。
トランクの片隅に放り込んでおけるサイズ感でありながら、プロ顔負けの風速を手に入れられる。それがUB185Dが選ばれ続ける理由なのです。
大風量モデルMUB184Dの実力

一方で、アルファードやハイエースといったミニバン、あるいはランドクルーザーのような大型SUVに乗っている方、そして一軒家で広々とした洗車スペースが確保できる方には、迷わず「MUB184D」をおすすめします。
このモデルはUB185Dとは対照的に、「風量」で勝負するタイプです。
最大風量13.0 m³/minという数値は、UB185Dの約4倍に相当します。この圧倒的な風量がもたらすのは、空気のカーテンでボディ表面の水を一気に押し流すという快感です。
特に、脚立を使わないと手が届きにくいルーフや、広大なボンネットに残った水を乾燥させるスピードは圧巻の一言。UB185Dではチマチマと飛ばしていた作業が、MUB184Dなら数秒で終わります。
また、流体力学的な視点で見ると、親水状態や疎水状態のボディ(水が膜状に広がる状態)では、風速だけが速くても水が切れにくい場合があります。
しかし、MUB184Dのような大風量モデルであれば、空気の圧力で面として水を押し動かせるため、コーティングの状態に関わらず効率よく乾燥させることが可能です。
さらに特筆すべきは、MUB184Dの動作音の質です。
UB185Dが高回転の甲高い音を発するのに対し、MUB184Dは内部に軸流ファン(Axial Fan)を採用しているため、風の通り道が直線的で、比較的低音寄りの「ゴーッ」という音になります。
音量は大きいですが、耳に刺さるような不快感は多少軽減されていると感じるユーザーも多いようです。
気になる騒音とバッテリー時間
素晴らしい性能を持つマキタのブロワーですが、導入前に必ず理解し、対策を考えておくべきデメリットが2つあります。それは「騒音」と「バッテリーの持続時間」です。

騒音について 電動工具である以上、ブロワーはかなりの大きな音が出ます。
特にUB185Dをフルパワー(ダイヤル3)で回すと、甲高い金属音を含む風切り音が発生し、数値的には約83dB(地下鉄の車内レベル)に達します。
休日の早朝や夜間に住宅地でフルパワー使用すると、ご近所トラブルの原因になりかねません。
私は近所迷惑にならないよう、使用するのは基本的に「朝9時以降」と決めています。
また、UB185Dはトリガーの引き具合で無段階に風量を調整できるので、深夜に帰宅してどうしても鳥のフンを落としたい時などは、トリガーを少しだけ引いて静かに使うといった工夫も可能です。
次にバッテリーの持ちについてです。洗車後の水飛ばしは、ブロワーにとって非常に過酷な連続高負荷運転となります。
一般的に普及している「18V 6.0Ah」のバッテリー(BL1860B)を使用した場合でも、最強モードで回し続けると、UB185Dなら約13分、MUB184Dなら約12分ほどで電池が切れてしまいます。
「えっ、たったの10分ちょっと?」と思われるかもしれませんが、実際にやってみると中型車1台の水分を飛ばすのにギリギリの時間です。
ホイールやグリルを入念にやりすぎると、ボディの途中でバッテリー切れを起こす可能性が高いです。そのため、私は必ず予備バッテリーを1つ用意するか、あるいは手順を工夫して、大まかな平面の水は吸水タオルでサッと拭き取ってから、どうしても拭けない細部だけをブロワーで仕上げるという「ハイブリッド方式」を採用しています。
互換品より純正がおすすめな訳
Amazonや楽天で「マキタ ブロワー」と検索すると、必ずと言っていいほど目に入ってくるのが、「マキタ互換」と謳われた激安バッテリーや、マキタのバッテリーが使える安価な中華製ブロワー(通称:モンスターブロワー、マキタ互換ブロワー)たちです。
純正バッテリーが1つ約15,000円〜20,000円するのに対し、互換品は2つセットで5,000円程度で売られていることもあり、価格差があまりに大きいので心が揺らぐ気持ちは痛いほど分かります。

しかし、一人のユーザーとして、そして長く安全に洗車を楽しむ立場として、絶対に純正バッテリーの使用をおすすめします。
理由はシンプルで、ブロワーという工具の特性にあります。ブロワーはモーターを全開で回し続けるため、インパクトドライバーやドリルといった断続的に使う工具と比べても、バッテリーへの負荷(放電電流)が桁違いに大きいのです。
安価な互換バッテリーは内部のセル品質が低かったり、電流制御回路が不十分だったりすることが多く、高負荷に耐えきれずにすぐに止まってしまうケースが後を絶ちません。最悪の場合、過熱による発火事故や、ブロワー本体の故障を引き起こすリスクさえあります。
マキタの純正バッテリー(LXTシリーズ)は、過放電・過負荷・過熱を防ぐ高度な通信機能を備えており、安全性と寿命の長さは折り紙付きです。「安物買いの銭失い」になるだけでなく、火災のリスクを家に持ち込むことにもなりかねません。
初期投資は高くつきますが、マキタのバッテリーは掃除機や空気入れ、アウトドア用品など数百種類のツールと使い回せる資産になります。長い目で見れば、純正品を選ぶことが最もコストパフォーマンスの高い選択になるはずです。
(出典:株式会社マキタ 公式サイト「リチウムイオンバッテリ」)
マキタのブロワーを使う洗車テクニック
最強のツールを手に入れたからといって、ただ闇雲に風を当てれば良いというわけではありません。実は、洗車用途ならではの「使い方のコツ」や「カスタム」が存在します。
これを知っているかどうかで、作業効率と仕上がりの美しさに天と地ほどの差が出ます。ここからは、私の経験に基づいた実践的なテクニックをご紹介します。
傷防止に必須のノズル選び
マキタのブロワー(特にUB185D)を購入すると、黒くて長いゴム製のノズルが標準で付属してきます。しかし、この標準ノズル、実は洗車にはあまり向いていません。本来は「落ち葉飛ばし」や「現場の埃飛ばし」を想定して作られているため、素材が硬質で長さもあり、洗車中に取り回していると、うっかりボディに「コツン」と当ててしまうリスクが非常に高いのです。

洗車において、塗装面に硬いものが当たるのは御法度です。たった一度の不注意で、美しい塗装に消えない傷(打痕)をつけてしまっては、何のために洗車をしているのか分かりません。そのため、多くの洗車マニアたちは、購入と同時にこの標準ノズルを封印し、ボディへの接触リスクを減らすためのカスタムを行っています。
具体的には、ノズルを短くカットして加工するか、あるいはサードパーティ製の洗車専用ノズルに交換するのが一般的です。純正ノズルは意外と硬いので、そのまま使う場合は先端にビニールテープを厚く巻くなどの養生対策が必須と言えるでしょう。ですが、見た目もスマートに解決したいなら、次にご紹介するアイテムの導入を強くおすすめします。
操作性抜群のショートノズル
洗車用ブロワーのカスタムとして最もポピュラーなのが、「ショートノズル」への交換です。これは単にノズルが短くなるだけではありません。劇的なメリットが2つあります。
一つ目は「操作性の向上」です。物理の話になりますが、ノズルが長いと重心が手元から離れるため、手首にかかる負担(モーメント荷重)が大きくなります。
これをショートノズルに交換することで重心が手元に近づき、まるで自分の手から直接風が出ているかのような感覚で、直感的に狙った場所に風を当てられるようになります。長時間の作業でも疲れにくくなるのは大きな利点です。
二つ目は「安全性」です。最近Amazonや楽天で販売されている洗車用ショートノズルや、メルカリなどで個人クリエイターさんが3Dプリンターで製作・販売しているノズルの多くは、先端にシリコンリングやゴム素材のプロテクターが装着されています。
効率的な水切りの使い方と手順
いくらマキタのブロワーが強力でも、バッテリー容量には限りがあります。車全体の水を一滴残らずブロワーだけで乾かそうとすると、時間もバッテリーも足りません。効率よく、かつ美しく仕上げるための「黄金ルート」とも言える手順をご紹介します。

- 予備洗浄&シャンプー洗車 まずは通常通り、たっぷりの泡で車を洗います。この時、砂埃などをしっかり落としておくことが後の傷防止に繋がります。高圧洗浄機を使うとより効果的です。
- すすぎ(純水がベスト) シャンプーを洗い流します。もし可能であれば、乾燥後にミネラル分のシミ(イオンデポジット)が残らない「純水器」を通した水ですすぐのが理想的です。
- 大まかな水切り ここでいきなりブロワーを使うのはNGです。まずは大判のマイクロファイバータオルや、もしお持ちならMUB184Dのような大風量モデルを使って、ボンネット・ルーフ・サイドパネルの平面にある水を8割ほど除去します。「水滴を減らす」というより「水の塊を移動させる」イメージです。
- 細部の排水(ここがUB185Dの出番!) 全体の大まかな水気が取れたら、UB185Dなどの高風速モデルに持ち替えます。グリル、ミラー、ドアノブ、給油口、ライトの隙間、そしてホイールナットの穴などの水を弾き飛ばします。風は必ず「上から下へ」向かって当てるのが鉄則です。下から当てると、せっかく乾いた部分に水が逆流してしまいます。
- 仕上げ拭き 最後に、ブロワーで飛ばしきれなかった微量な水分や、垂れてきた筋状の水滴を、清潔なクロスで優しく拭き上げます。
この手順を踏むことで、バッテリー切れの心配も少なくなり、何より拭き上げ用のタオルを絞る回数が劇的に減ります。冬場の冷たい水に触れる時間が短くなるのも、地味ながら嬉しいポイントですね。
ガーデンノズルの意外な活用法
これは意外と知られていない、ちょっとした裏技なのですが、マキタ純正のアクセサリに「ガーデンノズル (A-70770)」という非常に長いノズルがあります。本来は、立ったまま地面の落ち葉を掃除するための園芸用アイテムなのですが、これが洗車にも意外なほど使えるのです。
例えば、アルファードやハイエースといった背の高い車のルーフ中央を乾かしたい時。通常なら脚立を移動させながらの作業になりますが、この長いノズルがあれば、脚立に乗らなくても、あるいは一回の脚立移動で広い範囲に風を届かせることができます。
また、サイドシルの下やタイヤハウスの奥など、しゃがみ込んで覗き込まないと見えないような場所も、立ったまま楽な姿勢で水を飛ばすことが可能です。
水しぶきが自分にかかりにくいというメリットもあり、「服を絶対に濡らしたくない」「腰を痛めたくない」という方には、ショートノズルとは真逆の「あえて長いノズルを使う」という選択肢も大いにアリです。
マキタのエコシステムはこうしたニッチな要望にも応えてくれるのが魅力ですね。
洗車ブロワーはマキタで決まり
マキタのブロワーは、一度使ったら手放せなくなるほどの快適さと効率を、日々の洗車にもたらしてくれます。
特にUB185Dの取り回しの良さと圧倒的な風速は、ディテイリング(細部洗浄)のクオリティを追求する方にとっては、もはや代替不可能な価値を提供していると言っても過言ではありません。
確かに、本体とバッテリー、充電器を揃えると初期投資は3万円近くになり、決して安い買い物ではありません。
しかし、マキタのバッテリーシステムは、掃除機、空気入れ、インパクトドライバー、さらにはクーラーボックスやコーヒーメーカーまで、生活を豊かにする数百種類のツールと共有できます。
洗車道具としてだけでなく、生活全体の利便性を向上させる「プラットフォームへの投資」だと考えれば、そのリターンは計り知れません。

物理的な接触を減らすことは、愛車を傷から守る最良の手段です。ぜひ、あなたもマキタのブロワーを手に入れて、「タッチレス・ドライ」の快適さと、愛車が細部までピカピカになる喜びを体験してみてくださいね。それでは、楽しい洗車ライフを!